プラセンタ注射は効果を早く実感できる優れもの

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プラセンタを体内に「摂取する方法」の記事の中でも触れましたが、その一つにプラセンタ注射があります。
現在厚生労働省から許可がおりている注射液メルスモンラエンネックを使用しているプラセンタ注射のことを言います。
プラセンタの中で唯一の医薬品とされているため医師の処方がなくては取り扱うことができません。

 

注射というだけあって体内への浸透は早く効果をしっかり感じることができるのが特徴です。
またメルスモン更年期障害や乳汁分泌不全の治療薬として、ラエンネック肝機能の改善薬として使用されています。
原材料はヒトの胎盤を使用しています。

 

治療目的が基本で保険も適応されますが、最近では美容効果目的でも通院されているかたも多くいます。
自費になることがほとんどですが中には保険適応になるようにしてくれる医院やクリニックもあるようです。

 

人間の胎盤

副作用がほぼないとされているプラセンタですがプラセンタ注射の危険性が心配されています。
というのもヒトの胎盤が原材料となっているため、感染症などのリスクを否定できないという点です。
そのためプラセンタ注射をしてしまうとあることができなくなってしまうのです。

 

プラセンタ注射液は2種類しかありません!

現在では多くの病院で治療の一貫として用いられています。
また美容外科などでは若返りの秘薬としてプラセンタ注射を接種してくれるクリニックも多くあります。
そんなプラセンタ注射、今ではよく耳にするかもしれませんがその歴史は古くからあるのです。

 

博士

プラセンタの歴史にもかかわってくるのですが現代のプラセンタ治療は1930年代に旧ソ連のオデッサ医科大学の教授であったフィラトフ博士が行った療法が始まりとされています。
その療法というのが冷凍保存した健康な皮膚の組織や胎盤などを皮膚の中に埋め込んで機能を活発にさせるという埋没療法(組織療法)でした。
病気になっている部分にも治療を促進する作用が強いだけでなく、全身の様々な機能を活発にするという実績が報告されたのです。
ここからプラセンタへの研究が盛んになったとされています。

 

そしてこの埋没療法(組織療法)は1950年頃、日本国内でも胎盤埋没法を研究、実施する医師が増えていき組織療法研究所を設立したのです。
そこでも研究は進み数名の医師が埋没療法よりも簡単に安全にできる方法として開発していったのがプラセンタ注射液のメルスモンでした。
1956年に厚生省(現在の厚生労働省)から医薬品として許可されました。

 

もう一つのラエンネックはこのメルスモンと別に進行した注射液なのです。

博士

戦争で傷ついた軍人の人で人体実験を行った博士がいました。
その博士は埋没療法を試みてやはり胎盤が最も効果的であることを確認してその後、胎盤からエキスを抽出して注射液にすることができました。
これこそがラエンネックなのです。
1959年に同じく厚生省から「肝硬変」の治療薬として認可されたのです。
肝硬変だけでなく他にも適応が可能なため肝機能障害の改善の薬として現在では認可されています。

 

注射液としてはこの2種類しか現在はありません。
プラセンタ注射を接種するときには必ずどの注射液を使用しているのか確認する必要があるでしょう。
このメルスモンとラエンネック以外のプラセンタ注射液を使用していることはありませんので気を付けましょう。

 

プラセンタ注射のリスクって何だろう?

プラセンタ注射の原材料は人間の胎盤です。
その人間の胎盤は誰のでもいいというわけではありません。
ではいったい誰の胎盤をプラセンタ注射の原材料としているのか疑問になります。

 

もちろん注射液になっていて厚生労働省が認可している医薬品なので厳しい基準をクリアしているのは間違いないようです。
しかしながらいわゆる臓器製剤なので感染症のリスクなどが否定できないという点があります。

胎盤の管理

プラセンタ注射液の原材料となる胎盤の管理等について少し詳しく見ていきましょう。

 

まずはその胎盤の確保ですが、長期間にわたり複数の特定医療機関と専属で契約をして安全な胎盤が確保できるように体制を整えているといわれています。
その胎盤は妊娠することでできる臓器、そして出産することによって入手できる臓器です。
胎盤は出産後医療廃棄物となるため適切に処理するにもお金がかかる物なので、それを好意で譲ってもらっているというのが現状です。
もちろん病院側にも妊婦さんにも様々な承諾を得て入手しています。
しかしながら様々な細かい検査などを行わなくてはならず余分な仕事なるため提携病院または妊婦さんの数が減少しているのも現状です。

 

数少ない国内の病院であり、日本人の妊婦さんからの提供が条件であることは間違いありません。
提供予定の妊婦さんには妊娠中には幾度となく血液検査を行います。
その検査ではエイズをはじめ梅毒、C型肝炎、B型肝炎などを調べて感染の疑いがない胎盤であるか検査を行います。
その後の感染症に関係してくるので徹底した管理体制が必要不可欠となるのです。

 

そして検査に合格した胎盤は冷凍保存されます。
これは他の馬や豚などの動物の胎盤の管理方法と同じです。
鮮度を保つためにはやはり冷凍保存が必要でしょう。

 

冷凍保存した後で塩酸を加えて加熱をしてそこからエキスを得ます。
その後に注射した時の痛みや組織の変性を防ぐために塩酸を蒸散させて体液に近いPHに中和します。
中和したものに注射用蒸留水と無痛化剤ベンジルアルコールを加えてろ過していきます。
これらの分解や蒸散などの工程を合計で17時間ぐらい熱処理を行います。

 

プラセンタ注射

最終段階として得たプラセンタエキスをアンプルに充填してまた滅菌を行います。
これら多くの滅菌や処理が行われることによって安全性の高い注射液ができるというわけです。

 

ですがやはり人の胎盤を原料にしたプラセンタ注射です。
感染症のリスクが否定できないという点から、プラセンタ注射をしている人は献血ができなくなります
リスクが否定できないので念のためという内容が厚生労働省のHPに記載されています。
厚生労働省HPよりプラセンタ注射使用者の献血制限について

 

よってプラセンタ注射の最大のデメリットは献血ができなくなるという点かもしれません。

 

プラセンタ注射のメリットとデメリット、どちらが多い?

 

デメリットとしてあげた献血ですが他にもデメリットはあるのでしょうか?

    デメリット

  • 献血できない
  • 月に数回、症状に合わせて医院やクリニックに通院しなくてはならない
  • 持続性があまりない
  • 痛い思いをする
  • まれに患部が赤くはれたり、かゆくなったりする
  • 美容目的では保険適応外なので費用がかかる

 

このような点がデメリットとしてあげられるでしょう。
もちろん悪い点ばかりではありません。

 

メリットもいくつかあります。

    メリット

  • 即効性が高い
  • メンタル面にも効果が高く期待できる
  • 月に数回で済む(サプリの場合は毎日飲まなくてはならない)
  • 医師の指示に従って接種していくことができる
  • ヒトプラセンタなので拒否反応が少なく浸透しやすい

 

このようにメリットもデメリットも同じようにあります。
プラセンタ注射ではなくても、どんな物にもメリット・デメリットはつきものではないでしょうか?
何を目的にするかによって大きく分かれると思います。

 

治療目的で必要であればプラセンタ注射を接種しなくてはならないこともあると思います。
しかしながら最大のリスクとなる「献血ができなくなる」という点を不安に思うのあればプラセンタ注射はおすすめしません。
プラセンタ注射を接種する場合は以上の点を理解したうえで接種することをお勧めします。
そして接種する場合は必ず医療機関での接種であること、メルスモンまたはラエンネックの認可されている注射液であることを確認しましょう。

 

プラセンタ点滴、よく聞くけどプラセンタ注射との違いは?

最近よく耳にするプラセンタ点滴ですが、一体プラセンタ注射なのか何なのかわからずにプラセンタとついているだけで「受けてみよう」と考えてしまっている人が多くいます。
また注射よりも点滴のほうが血管に直接入るため効果を早く実感できるとあって注目されています。
しかしプラセンタ点滴はプラセンタ注射よりも危険性が高いので注意が必要となります。

 

プラセンタ点滴

プラセンタ注射は厚生省からの認可がおりていますが、プラセンタ点滴は認可されていません。
つまり万が一薬剤の副作用が出てしまった場合でも薬剤副作用の救済適用とならないため、すべての責任が医師になります。
そのためプラセンタ点滴を施術しているクリニックの医師には、過度な責任を背負わなくてはならないため、点滴をしているクリニック数はプラセンタ注射をしているクリニックに比べると少ないです。
でも即効性を求め患者となる人が多く訪れているのが現状です。

 

プラセンタ注射の場合は皮下注射と筋肉注射があり、長くとどまるため即効性もありながら、効果持続期間が点滴よりもあります。
点滴の場合は血管に注入することで身体全体にすぐいきわたるため即効性がプラセンタ注射よりもありますが、そのかわり体外に排出され、また薄まってしまうため効果持続期間は逆に短いです。

 

これらのことを考慮するとプラセンタ点滴の即効性は魅力ですが、認可もされていませんし、危険が潜んでいると考えられるのでおすすめはしません
プラセンタ点滴と注射なら注射のほうがまだ危険性が低くなると考えます。

 

どちらにおいてもクリニックなど医師の下での接種となりますので、丁寧な説明を受け、そのうえでリスクの可能性を聞いて理解したうえでの接種を心掛けましょう。